わたしの家にいる、ねこたち
「のら3ゃん」。

一番最初に出会ったのは、
くろねえさんでした。

2010年10月16日に、家から少し距離の離れた
神社を初めてお参りした時に、出てきて
くれたんです。

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わたしは、それまで
ねこに触れた経験がほとんどなかったのに
足元に、顔をすりすりしてくれたのが
それはもう、うれしくて!

それから毎日、わたしは毎朝
くろねえさんに会うために
神社に通いました。

家に連れて帰りたかったけれど
当時、わたしは経済状況が思わしくなかった上
初めて仲良くなったねこが、くろねえさんだったので
当然、ねこ経験はゼロ。

責任をもって一緒に暮らす自信が
ありませんでした。


なので、わたしにできる
毎朝通っての後方支援を続けていたんです。

そうしたら。

0 くろねえさん行進

神社のご加護なのか、くろねえさんの神通力なのか
だんだんと、わたしの生活が
綱渡りなりにも安定(?)してきて、
くろねえさんよりも先に、しろくろさんを
家に入れることになりました。

なので、

 もうねこさん、家にいるんだし
 くろねえさんにも来てもらおう!

…と思ってお誘いしたんですが
断られてしまいました。


実は、くろねえさん…

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先代の神社親分に喧嘩を吹っ掛けられたのを
見事返り討ちにして、親分になったんです!

0バランスくろねえさん

子分ねこもたくさんいて、充実の毎日だから
神社を離れたくなかったんですね。

だからわたしは、引き続き
毎朝神社に通って、後方支援を続けました。


そして6年が過ぎた、2016年12月28日。

若いねことの喧嘩で負った傷を
治療するために、動物病院に
連れて行ったことをきっかけに
親分を引退してもらって
家ねこになりました。

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傷を負いはしたものの
いつも通り神社にいたんですから
喧嘩には勝ったんだと思います。

負けてたら、神社から
追い出されてたはずですから。

でも、今までは圧倒的な力で
無傷の勝利を重ねていたのに
この時は、治療が必要なほどの
傷を負ってしまった。

その事実で、おそらくは
くろねえさんの気持ちにも
ひと区切りついたんじゃないかと
思います。

常勝無敗のまま引退。

一番、理想的な形での
幕引きになったんじゃないかと思います。

0 花かいどうかしこ2020-1

それからは、脱走などを企てるような
こともなく、家の中でのんびりと
暮らしてくれています。

しろくろさんに、ねこのルールを教えて
あかるちゃんを毎日鍛えて。

後進育成に力を注ぐ姿を見ると
実は今も、器の大きな親分なんだな
…なんて思います。


ちなみに、本名の「かしこ」は
神社の祝詞

 畏み畏み申す (かしこみかしこみもうす)

から頂きました。

なので、漢字で書くと「畏」です。


冬になると、体重が7kg近くになる
ビッグボディですが…

0 ころがりかしこ

手足もしっぽも短くて
コロンとしてて、かわいいです!